カレンダー印刷は新年向けだけではない

一般的にカレンダー印刷の依頼というと、新年に向けた申し込みを思い浮かべることが多いものです。確かにカレンダーの需要というものは、そもそも新しい年を迎える時にこそ最高に高まるものであることは間違いありません。ですからその印刷も、前年には終わるのです。しかし実際にカレンダー印刷の作業が忙しくなるのは、決して年末などではありません。

実はその作業は、既に前の年の夏から秋にかけてはピークは越えているのが当たり前です。そのようにスピーディーに印刷を進めてゆかないと、年末までに消費者の手元に確実にカレンダーを届けることは困難になってしまうのです。また世の中の多くのカレンダーは、1月1日から12月31日までの365日の並び順となっているものが殆どです。しかし、中には4月1日から3月31日までの並び順のカレンダーもあるのです。

いわゆる、4月始まりの年度用のカレンダーということです。何しろ日本では学校でも会社でも、新年度は4月から始まるのです。それゆえ4月始まりのかレンダーの需要も、数は少なくても確実に存在しているのです。ですから当然、カレンダー印刷にも4月始まりのカレンダーに向けた作業もあるのです。

いずれにしても、カレンダーは年に一度の旬の印刷物ですので、あまり先走って早い時期に印刷することはできません。日刊紙や週刊誌や月刊誌などの通常の定期刊行物と同じように、印刷に適した時期があるのです。その印刷作業のタイミングは、早すぎても遅すぎてもいけないのです。

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